■ 変わる必要は・・・無いんです
どんなに努力しても『理想に届かない』と感じた時、『私にはできない』と感じた時、大きな落胆と自己嫌悪にさいなまれます。
せっかく積み重ねてきた努力、一個一個積み上げてきたレンガが音を立てて崩れていきます。これはとてももったいない事ですよね。
ですから、「変わりたいんです。でも変われないんです」というお悩みを相談された時、私は決まってこういうんです。「変わらなくていいですよ」「無理する必要はないのです」って。
「どういうこと?」って思われますよね。
実は、「変わりたい」というのは、比較しているのです。
そう。「変わった自分」と「今の自分」です。
変わった後の自分の姿がとても良く、そして今のご自分がちょっと気に入らないと思っているんですね。ご自分の中では今が一番低いところ。スタート地点になってしまっているんです。
よく考えてみてください。あなたは今、このサイトを読んでいますよね。今までもいろいろ勉強してこられたはずです。当然、母として、そして妻としての仕事もされています。もしかしたら、ご主人のご両親とお住まいで、嫁として仕事もされているかもしれません。
そして子供の教育や成長についても責任を持って向上心を持っておられる。これって素晴らしいことなんですよ。あなたは良くやっています。立派です。
それから、子供さんが生まれる前のあなた。お悩みになる前のあなた。ご主人と知り合った頃のあなたはどうでしたか?
きっと今のご心配やお悩みなどはなく、とてもあなたらしい、笑顔の耐えない素敵なご自分だったのではないでしょうか?
そう。今は、本来のあなたでは無くなっているんです。
ご結婚され、家庭ができて、妻としてまた、嫁として、そして母として、たくさんの仕事をしなくてはならなくなってしまいました。
ご自分の時間を、ご主人の為、子供の為に削っておられると思うのですね。その為に本来のあなたではなくなってしまっているのですね。