■ なぜ子供は思うようにならないの?
さあ。それではどうして子供は思うようにならないのでしょうか?
一概にこれです!と断定できないのですが、その理由には二つあると思うのです。
ひとつは年齢的に何でも失敗無くできる年齢ではないのかも知れません。
トイレトレーニングや食事。お椀を持ったり、おはしでご飯を食べたり、コップを上手に持ったり・・・・って、日常が失敗無くできるにはまだもう少し時間が必要な年齢かもしれないですね。
そしてもうひとつ、これはとても重要なのですが、
『お母さんに「甘えたい」のかもしれない』
のです。
子供さんは本当はお母さんの笑顔に包まれていたいのです。本当はお母さんに褒めてもらったり、認めてもらったり、「あなたがとっても大切なのよ」というお母さんの気持ちをいつも感じていたいのです。
ところが、忙しいお母さんですから、なかなか子供さんのお話を聞いてあげたり、一緒に笑いながら遊んだりという時間がないのかもしれません。
すると子供さんは不安になって、どんな形でも「お母さんに振り向いてもらいたい」とわざと駄々をこねたり、グズったり、理解できない行動を起こす事があります。
私は、こんな様子が見られたら、
「子供さんに『お母さんはあなたが大好きなんだよ』という事を伝えてあげるようにしてください」と言っているのです。
お話したいそぶりを見せたらお話を聞いてあげてください。
どんなにつまらない話でも、「お母さんが聞いてくれた」それだけで、子供さんは満足を感じます。
「私の為に時間を作ってくれる。私を大事にしてくれる」そう感じます。イヤイヤがきつい子供の場合も、「○○クン。お母さんは○○クンが大好きよ」そう言い続けてあげてください。
「甘えたい」時は自分の存在確認をしたい時です。
その、子供のぐずる時間と存在確認の時間もスケジュールに入れてみると楽になります。すこしでもイライラが減れば余裕(笑顔)になりますよ。
(C) Copyright 2002-2006 papyihigami All rights reserved. No reproduction without written permission.